日本海からの風と太平洋から渡ってくる風に挟まれ、北と南の植物が大山では共生しています。ブナの広がる裾野の林、冬になれば雪に埋もれる大山山頂付近の植物は横に広がり成長します。
 大山自然歴史館では係員の方に鎌倉、江戸を経て明治の廃仏棄釈をこえて今に至る大山寺の歴史も教えていただきました。長い歴史をもつ大山寺で

すが、宗教の違いによって僧兵の争いが絶えず、歴史的文化財が大変少ないと聞いたときには残念でなりませんでした。文化は大切に後世につ

ないでいきたいものです。
 自由行動では、大山寺への山道を楽しみながらの参拝をしました。大きなブナの木や杉が並ぶ大山寺の参道のきついこと・・・。山にまたがる大山寺のせいだと思いたいところでしたが、残念ながら走って登る青年や珍しい蝶がいると茂みに進んでいく先生を見れば私の体力がなかったからのようです。MPコースには体力も必要です。