さらに進むと天然のターザンロープがありました。「アーアァ〜」と叫びながら木から木へ飛び移っていた人たちもいました。
 ゴールしたときはみんなクタクタで、中には仰向けになっている人もいたほどです。
 自然に触れ学び、仲間たちと励まし合い、歩ききったことで達成感・充実感を味わい、人間的にも大きく成長できたと思います。来年は登山でしょうか。

 前年の大山登山とはメニューを変えて、私たちは川床から一向平まで約8.9キロの距離を歩きました。
 登山道には坂のきつい道や細い道、ぬかるみやゴツゴツした岩などがあり大変な道のりでした。そこを少年のように虫取り網を持って駆け回る青年や疲れをまぎらわせているかのごとく歌いながら歩いている人たち、サンダルで登山をした大変無謀な青年もいました。
 道中は主に大自然を感じさせる緑や茶といった色の世界でした。しかし、ところどころに現れる、赤や紫、白、ピンク、黄といった花たちが私たちの心を和ませてくれました。前日に大山自然歴史館で教えていただいた花々にお目にかかることもできました。知識と合致するものが発見できたときはちょっとした達成感のようなものが得

られてうれしいものです。また荘厳な大山滝があり、そこの水場に足をつけた時の気持ち良さといったら疲れも吹っ飛びます。
 そして終盤には高い、ものすごく高いつり橋があり、高所が苦手な私は途中で立ち止まって動けなくなりました。つづいてそのつり橋を渡り切るとすぐに心臓破りの階段が眼前に立ちはだかります。最後の最後で
 キタ!!!!!
という感じになります。途中まで段数を数えていたのですが・・・残念ながら必死で忘れました。そこを登り切った達成感・充実感それはもう言葉にできません。