在 校 生 の 声     


将来の夢をかなえる
マッチングプログラムコース


木下 恵

 私は環境問題に興味があって、将来は国際的な立場から取り組みたいと思っています。環境問題には、人口問題などの社会的な側面と、酸性雨のように化学反応を考えなければならない科学的な側面の両面を持っている、と私は思っています。現在多くの人が環境問題に取り組んでいますが、このようにあらゆる分野が重なり合った複雑な問題を、ある一方から解決しようとするのには限界があると思います。

 私はひとつの分野に凝り固まった考え方ではなく、幅広い知識を養い、環境問題に取り組みたいと思っていましたが、どのような専門分野を選べばよいのか,決定することに悩んでいました。そのときに、マッチングプログラムコースの存在を知り、自分が求めているような広い分野に渡って学ぶことができると思い、受験を決意しました。試験はポスター発表や討論など、自分のしたことのないことばかりで戸惑いましたが、改めて自分の将来について考える機会にもなり、良い経験となったと思っています。

 1回生のときは環境問題に関連する環境理工学部、理学部、また教養の授業を主にとりました。大学で様々な分野の講義を受けてみて、改めて環境問題の持っている複雑さを知り、自分が何をしたいのかを考えさせられました。様々な分野の知識を持っているからこそ、一つの問題に対してもあらゆる方向から考えられると思い、幅広い知識を身につけたいとも思いました。しかし、今はまずその土台となる自分の専門分野を決めなければ、環境問題のような複雑な問題には立ち向かえないと思い、まず理学部化学科を中心に自分の基礎を作ることに決めました。

 2回生になってからは必修の科目が多いので、化学科の学生と同じような時間割ですが、時間に余裕ができたら、他の学部の講義も選択し、多くの知識を身につけたいと考えています。

 また、私は昔から英語に興味があり、違う文化で育った人、違う考えを持った人と同じ言語で意見を交わす、ということにとても魅力を感じていました。異文化に接することで、自分とはまったく異なった発想に出会えることもあると知り、ますます英語を学びたいと思うようになりました。来年度からは、MPコースでの英語履修とともに、副専攻として英語コースの履修もしようと思っています。

さらに、私は1回生を終えた春休みに、異文化に接する良い機会を得ることができました。MPコースの支援を受けながら、オーストラリアのアデレードに5週間のホームステイを行ったのです。自分の英語力を試し、また新たな文化を学ぶことができ、とても有意義な春休みを過ごせたと思っています。将来国際的な視野を持ちたいと考えている私にとっては、アデレードの短期留学により、新たな目標をいくつも見出すことができたと思っています。明確な将来の夢はまだ決まっていませんが、マッチングプログラムコースの特性を十分に生かし、自分だけの将来像を築きあげていきたいと思っています。

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