(平成18年5月13日~14日)
鳥取花回廊では,広大な敷地に咲き乱れる草花を観賞しました。ほとんどが見たことない,聞いたことのない植物ばかりで,みんなは面白い形,名前の花を見つけて楽しんでいました。
今回の宿泊施設である大山合同研究所で引率の垂水先生の講演を聴きました。『コロンブスの卵』の話など興味深い話をしていただきました。
学外研修二日目は鳥取県大山を登山・散策しました。生い茂る草木や野鳥,標高が上がるにつれて変わっていく生態系を観察しながら初夏の大山を登っていきました。
二時間以上かかって標高1710mの大山山頂に到達しました。風が強く,気温は3℃。雪もまだ積もっていてとても過酷な状況でしたが,全員達成感に満ちていました。
平成18年9月2日(土曜日)に岡山大学文化科学系総合研究棟において、マッチングプログラムコース・フォーラムを開催いたしました。出席者は全員で113名でした。フォーラムでは、MPコースの意義や将来像について活発な意見交換がなされました。
フォーラムの内容や出席者へのアンケートの集計結果については、次の項目をご覧ください。
平成18年12月7日(木曜日)・8日(金曜日)に福岡県福岡市の西部ガスホース パピヨン24において、21世紀における学際教育ジョイントセミナーが開催されました。岡山大学マッチングプログラムコースからは教員3名・学生3名が参加し、九州大学21世紀プログラムの教員や学生、その他多数の出席者らと熱い議論を交わしました。
1日目は、九州大学と岡山大学の学際教育の取り組みについて議論し、九州大学21世紀プログラム、岡山大学マッチングプログラムコースの実践を紹介しました。
2日目は、1日目の紹介を受けて高等教育の新しい取り組みについての議論をしました。また、大学教育に携わる多彩なコメンテーターを迎え、21世紀に必要とされる学際的高等教育の展望を見つめました。
報告者:二木佑実子
2日間のセミナーを通して感じたことは、九州大学や岡山大学の学際教育はまだまだ出発したばかりだということです。九州大学21世紀プログラムは創設6年目、岡山大学マッチングプログラムコースは創設1年目、それぞれの学際プログラムにおいての認知度不足や大学の体制・地理的問題などの乗り越えていかなければならない障害は多くあることに気づきました。
しかし、教育関係者からこのような学際教育を実践するプログラムに対して強い関心と期待が寄せられていることも感じ、このようなプログラムで学ぶ学生としてより深く自分が何をしたいのか、何を学び、どう実行に移すのか、将来『学際人』として社会で活躍するために私たちは必要な事を考え、実行していかなければならないと思いました。
~新しい大学教育プログラムの教育目標、教育効果、そして社会への接続を考える~
(平成19年2月19日から20日開催)
岡山大学において、平成19年2月19日・20日に岡山大学マッチングプログラムコース(以下「岡大MPコース」という。)、愛媛大学スーパーサイエンス特別コース(以下「愛大SSC」という。)、九州大学21世紀プログラム(以下「九大21CP」という。)が参加した国立3大学・学際教育交流セミナーが行われました。
理念・学習目標・特色・入試方式などについて各大学の先生方が話され、生徒の代表者は自分がこれまでにどのような活動をし、どのように考えてきたのかを発表しました。
どの大学でも特に力が入っていた特色は英語教育でした。愛大SSCは初年度に1ヶ月の英語研修(単位あり)や特設の英語クラスを、九大21CPも特設の英語クラスを設けており、世界に通用する優秀な人材を育成するという目標が立てられていました。
岡大MPコースにもMP英語というものがあります。また、入試方式も独特で、講義を聴いてレポートを書いたり、討論をしたりと、他の学部にはない入試方式が採用されています。
愛大SSCで注目したのが大学生の早い段階で研究室を利用できるということです。これは岡大MPコース・九大21CPにはない特色で、早い段階で院生とのコミュニケーションをとれるいいシステムだと思いました。しかし、愛大SSCは他の2大学よりは専門性が高いと感じたので、それがこのシステムを可能にしているのではないかと思いました。
岡大MPコースの発表では、学生各自が現在行っている活動や将来の夢について話をしました。
報告者:佐藤 達也
このセミナーで活発な意見交換ができ、有意義な時間が過ごせたと思います。2日間にわたるセミナーを通して、これからの学際教育をどのように発展させていくのか、私たちは「専門性の高いゼネラリスト」のタマゴとしてどのように活動していけばいいのか、ということのヒントを得られたのではないかと思います。
また、このようなセミナーが開催される機会があれば、様々な考えを持った人に参加していただき、より活発な意見交換ができるとこれからの学際教育がさらに発展していくことと思います。